Nasal Drug Delivery

当社の経鼻投与基盤技術は、
独自の粉末製剤技術と
投与デバイス技術からなる
Combination Technologyです

Expertise in Nasal Delivery

3D Nasal Cast Model

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【プレスリリース】Satsuma Pharmaceuticals, Inc. は、経鼻偏頭痛薬(開発コード:STS101)の新薬承認申請が米国FDAに受理されたことを発表いたしました

当社の重要投資先であるSatsuma Pharmaceuticals, Inc. 1)(本社:カリフォルニア州South San Francisco、以下「Satsuma社」)は、2023年5月19日(日本時間)に、偏頭痛患者を対象とした、改良を施した経鼻デバイスを用いたSTS1012) の新薬承認申請書(New Drug Application、以下「NDA」)が米国食品医薬局(Food & Drug Administration、以下「FDA」)によって受理されたことを発表しました。

なお、NDA受理後、STS101はFDAの本格的な審査を受けていくことになります。FDAによる審査終了目標日(PDUFA date)は2024年1月頃を見込んでいます。

 

詳細についてはSatsuma社プレスリリースをご参照ください。

また、本情報のお問い合わせにつきましては、当社プレスリリースをご参照ください。

 

1) Satsuma Pharmaceuticals, Inc.について

当社トランスレーショナルリサーチ(TR)事業の一環として、当社独自の経鼻投与・製剤基盤技術を応用した経鼻偏頭痛薬(経鼻ジヒドロエルゴタミン、開発コード:STS101)を開発するために、2016年に米国に設立された開発会社。2019年9月に米国ナスダック市場に上場(Nasdaq: STSA)。

 

2) STS101について

米国における偏頭痛患者は、約3,900万人おり、その市場規模は2017年の時点で約1,800億円にも及ぶと報告されている。本疾患は20 - 40歳代の比較的若い就労年齢層に多いことが特徴で、日常生活の中で不安の種となる頭痛に速効する薬剤の開発が強く望まれている。ジヒドロエルゴタミン(DHE)は、第一選択薬であるトリプタン製剤が効かない患者にも有効であるが、市販のDHE 点鼻剤(水溶液)は、吸収速度が遅いために効果発現までに30分ほどかかり、また薬剤吸収がバラつき易く確実な臨床効果が得られにくい。当社の経鼻投与・製剤基盤技術を応用し、Satsuma社が開発中のDHE 粉末経鼻剤であるSTS101は、速やかで高い吸収が可能になるため、市場ニーズへの合致が大きく期待される。